基礎知識
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マウスやキーボードが反応しない時の原因と対策
パソコンを使っている最中に、急にマウスやキーボードが反応しなくなると、とても困りますよね。実は、こうした周辺機器のトラブルにはさまざまな原因があります。本記事では、主な原因と対策方法について分かりやすく解説します。
周辺機器トラブル全般の基本チェックポイント
マウスやキーボードが反応しない時、まずは以下のような「基本チェックポイント」を確認しましょう。
- 電源のオン/オフ
・ワイヤレスマウスやキーボードの場合、電源スイッチがオフになっている可能性があります。
・ノートパソコンの場合、外付け機器への給電設定がオフになっていないかを確認してください。 - 電池の残量
・ワイヤレスモデルの場合、電池残量が少なくなると動作が不安定になりやすいです。
・電池やバッテリーを入れ替える、充電を行うことで解消する場合があります。 - 接続部分の汚れやホコリ
・USBポートやレシーバー部分にホコリがたまっていると、接触不良を起こす可能性があります。
・定期的にエアダスターなどでホコリを取り除くことも大切です。
ケーブルやUSBポートのトラブル
有線接続のマウスやキーボードで反応しない場合は、ケーブルやUSBポートに問題があることが多いです。
よくある症状
- ケーブルがねじれている、または断線している
長年の使用や折り曲げが原因で、内部の配線が切れている場合があります。 - USBポートの認識不良
他のUSB機器を抜き差ししているうちに、ポートそのものが故障気味になるケースも考えられます。
対策
- ポートを変更してみる
同じPCの別のUSBポートに接続してみて、認識するかどうか確認してください。 - ほかのデバイスを接続してポートをテスト
他のマウスやUSBメモリを接続して問題なく使えるかテストすると、ポートが正常かどうかが分かります。 - ケーブルの状態を点検
目視でケーブルの亀裂や損傷がないかを確かめ、断線の可能性がある場合は買い替えを検討しましょう。
ワイヤレス接続に関する問題
ワイヤレスマウスやキーボードが認識されない場合は、レシーバーやBluetooth、Wi-Fi接続に問題があるかもしれません。
症状例
- レシーバーを差し込んでも「デバイスが見つかりません」と表示される
- 接続はできても、動作が途切れがちになる
対策
- USBレシーバーの差し直し
レシーバー自体がしっかり差し込まれていないと認識されないことがあります。 - デバイスのペアリングし直し
Bluetooth接続の場合は、いったんPC側の設定でデバイスを削除し、再度ペアリングを行ってみてください。 - 干渉を避ける
近くに他のBluetooth機器が多い場合、電波干渉が発生することがあります。不要なBluetooth機器の電源を切るか離してみましょう。
設定・ドライバーの問題
OSやドライバーの設定が原因でマウスやキーボードが反応しなくなることもあります。
よくあるパターン
- OSアップデート後に動かなくなった
- 特定のキーが反応しなくなった
対策
- ドライバーの再インストール/更新
- メーカー公式サイトやデバイスマネージャーを活用して最新ドライバーを入手します。
- 不具合が起きる前のバージョンにロールバックすると解決するケースもあります。
- OSの設定を確認
- Windowsの場合は「デバイス マネージャー」や「コントロールパネル」からマウスやキーボードが有効になっているかチェックしましょう。
- Macの場合は「システム設定」で入力デバイスが正しく検出されているか確認します。
- ショートカットキーやキーロック機能の影響
- 特定のキーのみが効かない時は、キーロック系の機能を誤ってオンにしていないかを確かめてみてください。
ハードウェア故障の可能性
上述の対策を行っても全く改善が見られない場合は、ハードウェア自体が故障している可能性があります。
症状例
- 電源を入れてもまったく動作しない
- 複数のPCに接続しても認識されない
対策
- 別のPCやデバイスでテスト
複数の端末で試しても不具合が続くなら、機器そのものが故障しているかもしれません。 - 修理または買い替えを検討
マウス・キーボードともに比較的安価な製品も多いので、故障と判明したら早めの交換も一つの手段です。 - メーカー保証やサポートの利用
保証期間内であれば無償修理や交換対応が可能なケースがあります。領収書など必要書類を用意しておきましょう。
まとめ
マウスやキーボードが反応しなくなる原因は多岐にわたりますが、まずは「基本チェックポイント」を確認し、それでも解決しない場合はケーブル・ポートの問題やドライバーの状態、そしてワイヤレス接続のトラブルを順に見直してみましょう。最終的にはハードウェアの故障という可能性も視野に入れる必要があります。
パソコン周辺機器は、意外とホコリやケーブルの曲げクセなど、日常で見落としがちな要因で不具合が起きやすいものです。定期的にメンテナンスを行い、異変を感じたら早めに対策を取ることで、快適なパソコンライフを送りましょう。